佐野 実 死因

　今日のニュースはこれです。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

妻のしおりさんによると、実さんはこの数年間、糖尿病と闘っていたそうだ。
４０度を超す発熱で２月に入院し、治療を続けていたとのこと。

「ラーメンが食べたいなあ」。２カ月に及ぶ入院中も「ラーメン」のことを考え続けた。「店を開きたい」と、考えたメニューを震える字で書き留め、しおりさんに清書を頼んだ。



　６３歳の誕生日を迎えた今月４日。佐野さんの強い希望で、病室に「支那そばや」の醬油（しょうゆ）ラーメンを内緒で持ち込んだ。しおりさんは体調を気遣い、スープを薄めていた。
実さんは「まずいよ、うすいよ」と言いながら、麺を１０本ほどすすった。それが「鬼」と呼ばれた職人が口にした最後のラーメンになった。

　しおりさんは「ラーメンしか趣味のない人。最後までこだわっていた」と話した。

＜佐野実(さの みのる)＞
　プロフィール
　生年月日：1951年4月4日（年齢63歳）
　出身地：神奈川県横浜市戸塚区
　小学校：横浜市立戸塚小学校
　中学校：横浜市立戸塚中学校時代
　高校：藤沢商業高等学校（現:藤沢翔陵高等学校）
　職業：ラーメン店「支那そばや」創業者、
　　　　株式会社サノフード代表取締役、株式会社エヌアールフー　ド取締役

・4人兄妹の次男として生まれた。家が貧しくつねに空腹だったため、幼いころから「将来の夢はラーメン屋か寿司屋になること」と言っていたらしい。父親は酒乱気味で、少年時代の佐野に度々暴力を振るっていた。その影響からか、本人も短気で直ぐ「キレる」性格になる

・1986年8月に藤沢市鵠沼海岸7丁目に「支那そばや」を開店、2000年からは藤沢の店舗は佐野の弟子に譲った

・2012年、2008年11月に生地である横浜市戸塚区に移転した「支那そばや」本店と、新横浜ラーメン博物館店を営業している。本店の開店と同時に、「「ラーメンの鬼」佐野実の厳選ブログ」を開設
http://ameblo.jp/sanominoru/

・2014年4月11日、多臓器不全のため川崎市の病院で死去


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